見積書の提示について3

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木になる噺し(ブログ)

見積書の提示について3

2026/10/11

注文住宅の昭和風に言えば、現在での坪いくらかといえば、80万/坪は最低価格であり、125万/坪程度かかるのは一般的です。

依頼者の施主様も、これだけの作業が契約以前にある事をご理解くださるとありがたいです。

 

要望はお金である

 

注文住宅の打ち合わせ時に、何を使いたいと要望を重ねる方がいます。

知っていただきたいのは、使う材料は総工費になるという事です。

 

つまり、希望は工費の累積ですので、よく懐事情と相談された上にご要望をお伝えされるとよろしいかと思います。

 

概算見積を積算される以前に沢山の要望を募る方がいますが、要望よりまずプロトタイプを算出してから、ご要望を重ねるのがいいと思います。

 あまり要望を入れていないシンプルプランで一度概算見積が算出された後でも遅くありません。

予算に余力があれば、要望を足されたりされてもいい様におもいます。

 

結局、予算が厳しい場合、作業の削減します。

計画段階では、溢れんばかりの要望を当社に伝えなくても、それでもいい様に思います。

対話は、依頼者のお人柄を知る上でも重要ですが、当社側の姿勢をご理解いただく上でも、打ち合わせは、単なるご要望の確認だけではありません。

設計側も、総工費を心配しながら、ご要望に向き合っているわけです。

勿論、ご要望と同様に、建物の安全基準、環境基準、法基準をクリアしつつ、総工費を念頭にいれて計画しております。

 

総工費と要望のバランス

 

一方、設計者にとってはっきりしないのが、施主様の懐事情(支払い能力)です。

この部分は、デリケートな問題ですので、あまり明確に答えられない方も多くいます。

 

もし、総工費が訊けたとしても、度重なる要望が膨らみますと、当社側も不安になります。

 ローンの期間も50年などふざけた金融機関の提案もあります。

「もし自分だったら・・」と常に葛藤します。

 

企画立案作業で一番難解な事です。

 

実際、施主様がお見積り書をご覧になって考えられている姿を見ても、他人事だとは思えないのは実情です。

 

当社も見積書を作製している時でも何度も、各項目を高い安いを検証しています。

繰り返して無駄はないかと、確かめていますが、結果予想より総工費が割高だった場合、当社も同様にがっかりします。

提出時にお施主様はどう反応されるか不安で仕方がないのです。

 

重ねた打ち合わせの内容を具現化したいという気持ちはお施主様と同様に工務店も設計者も抱いているものです。

不安とは、契約締結の実現もあります。

しかし同時に、実際に計画通りの建物を所有してもらいたいという気持ちは、依頼者様と変わりがありません。

その事で提出時に、ご覧になった時、どう思われるかという一方的な不安と斟酌です。

 

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