内装の壁2(漆喰VS珪藻土VSビニールクロス 価格比較編)
2026/04/29
漆喰と珪藻土及びビニールクロスの価格の比較について
検証に伴う共通事項について
1、石膏ボード 厚さ12.5mm ベベル材を下地としているものとする。
2、出隅や入隅のコーナーは、コーナービートを使用し、ビス部を含め、パテ処理をしているものとする。
3、左官の漆喰と珪藻土の下地はパテ処理前に寒冷紗のファイバーテープを含む検討とし、1m×1m=1㎡単位の比較とし、四辺の内二辺の1m×2辺=2mを寒冷紗貼りとする。
4、左官の漆喰、珪藻土(寒冷紗貼りを含む)とクロス貼りの作業はお互いDIYの作業とする。
漆喰は、「眞白壁」として、珪藻土は、「けいそうモダンコート直塗り」を検討対象とする。
5、共通の工程である、石膏ボード張り、コーナービート設置、パテ処理は比較対象項目を省略する。
寒冷紗(グラスファイバーテープ)
*地震や風圧によって塗り壁の表層に、下地ボードが違う動きが生じます。
ボードとボードの取り合い部に、微細な割裂が発生します。
下地のボード材の取り合い部にグラスファイバー製のテープを貼る事によって、割裂の発生を生じさせない目的で貼ります。
この上に左官材を仕上の鏝塗りを施します。
価格の比較検証について
眞白壁20kg/袋で、塗り面積は1.25㎡ ¥9,600/袋で、¥600/㎡となる。
けいそうモダンコート直塗りは
5kg/袋で塗り面積は1.52㎡ ¥4,200/袋で、¥1273/㎡となる。
寒冷紗は、タイガーグラスファイバーテープ幅35mm×90m ¥2,050で、¥23/mとなり、2m使用すると¥46となります。
漆喰 眞白壁 ¥600/㎡+¥46=¥ 646/㎡
けいそうモダンコート直塗り¥1,273/㎡+¥46=¥1,319/㎡
結果、¥1,319/㎡÷¥646/㎡=2.04倍であり、珪藻土の材料費は漆喰の約倍の価格でした。
しかし、仕事のし易さ(ワーカービリチー)は、珪藻土のほうが熟練の左官技術がいらない。
次にビニールクロスは、量産品と1,000番台品とあり、価格が大きく異なります。
量産品クロスは、パテ処理から、クロス貼りをプロにお願いすると材工合わせて、¥1,425/㎡であるから、珪藻土の材料費とクロスの材工費はほぼ同額といえます。
クロス材だけを比較するとなると、¥450/㎡~¥1,200/㎡となり、平均値の約¥800/㎡となります。
価格比の検証結果
そうなりますと、プロ作業を伴わないDIYの場合、材だけの比較検証結果は、珪藻土と漆喰の中間価格となります。
漆喰は歯磨き粉の様にキュキュっと締まった感触があって、平滑面を保つのが難しく、鏝むらが出やすい分、難易度は高いと思います。
DIYで左官を行う場合は、高い材でも珪藻土の方がおすすめと言えます。
また、漆喰の場合、使用を継続していますと、部分的に表層の一部が欠落したりします。
ただし、部分補修は可能です。
一方、珪藻土は、この現象はあまり発生しません。
メンテナンスのランニングコストについて
漆喰や珪藻土の塗り壁系の壁の塗り替えは、経年劣化がほぼありません。
塗り替えの必要はありません。部分補修程度でよいかと思います。
貼り壁のクロスは汚れやクロスそものもが、くたびれて貼り替えが25年程度で行いたい気持ちになります。
ランニングコストの費用対効果の結果は、労務をDIYで行う場合は、お互い労務費¥0だと考えます。
その点では、低品質で材強度の貧弱性、ランニングコストの継続性の観点から、塗り壁よりクロスは不利だと言えます。
イニシャルコストを抑えたい場合は、やっぱり安価なビニールクロスに分があります。
ビニールクロスは、安価な反面、人体や環境面には、有害な側面もある事になります。