ハーフビルド7
2023/05/10
大工さんが女性
お施主様の妹さんが大工です。
僕が建築士の勉強をしているときに通っていた資格取得の学校でも女性は数人しかいませんでした。
現在では、設計業は比較的、事務的な作業性が高めであるため、女性でも抵抗がない職業に完全になったと思います。
建築の施工現場では、清掃業者や、クロス業者に少数にいる程度です。
これは、単に「汚れるから」の理由のみで、女性の絶対数が少ないとはどうも思えないのです。
もう10年の付き合いになるクロス業者には、女性職人がいますが、
クロスなどは張替作業があるため、既存のクロスなどを撤去すると意外と汚れます。
パテの処理作業なんかは、粉だらけです。
現場では、女性に合わないので、僕の様に女性が苦手な男性も多くいます。
こんな人は、女性男性問わず、人が苦手な方が多いので、
「人よりも物と向き合っている」のが性に合ってるので、建築や土木の現場に生息しているのかもしれません。
建築などは、建物が主ですから、物と向き合う時間が多いので、営業マンの様に「人と向き合う」職業で、
人に神経をすり減らすより気が楽だと思い、「物と向き合う」技術者となったと思うのです。
しかし、現実には、設計者は立場的にコンサルティングやアドバイスなどが要求され、
不協和音などの障害物を取り除いたり、いろいろな場面で、人とのバランスが要求されます。
全体的に見渡す立場にいれば、
「物より人」となりますので、皮肉です。
経験では、建築より土木の現場では、女性に合うことは極端に少なく、
あっても砕石や合材のプラントでの受付か大型車の運転手くらいです。
土木現場では、力仕事が多く、大半の土木の作業にはパワーが必要です。
建築の比にならないくらい汚れるのも、土木現場の特徴です。
建築現場に女性大工がいる現代を踏まえますと、近い将来、
男女同数の土木作業者になるのも近いかも知れませんね。
近未来では、パワー作業や汚れも効率化などされ、ハイテクがカバーしてくれれば、更にハードルは下がるのでしょうね。