千葉県の地震周期と予測について
2020/06/14
皆様、こんにちは。
職人バッカの千葉でございます。
最近、マグネチュード5以上の震が断続的に発生している様です。
先月、耐震の助成金をについてに調べていたのですが、千葉県内の市町村長の役所でも、助成金の配布を取りやめている所が多くなって、驚きました。
2011.3.11の東日本大震災から、随分耐震診断と耐震補強工事をしましたが、近年ではめっきり減りました。
結局、大震災が起きた直後は、市民も役所も「地震」には関心が高かったと思います。
そこで、すこし気になったので、千葉や東京など周辺で発生した地震年表を調べてみました。
一体、何年に一度「大地震」というものが発生するか調べることにしました。
私が調べた限り、関東周辺で起きた地震の最も古い記録が1257年、正嘉地震で、近年の2011年の東日本大震災辺り迄、調べてみました。
恐らく、千葉周辺で震度階で4以上記録した地震を年表にしました。
地震発生の平均年数は53.92年ですので約54年に一回の割合で、大きな地震が発生する結果です。
私も1/2世紀生きましたので、千葉県で大きな地震を体感したので、東日本大地震を考えてみれば、頷ける結果です。
地震には大別すると2種類あるようです。
海溝型地震 海溝で、海側プレートと大陸側プレートが接して、反動で起きる地震です。
下図のように、大陸側プレートが下に潜り込み、海側プレートに引きずられ、大陸側プレートがこらえきれなくなったときに跳ね返って地震が発生します。
「関東大震災」などがこのタイプです。
内陸型地震とは、直下型地震です。
活断層がずれたりする、比較的震源の浅い地震です。
地震の規模はそれほど大きくないですが、震源が浅い為、被害は大きくなります。
「阪神・淡路大震災」がこのタイプです。
では、「海溝型地震」についてもう少し、調べてみます。
海溝型地震は、地震の影響が広範囲です。
東日本大震災で発生した地震は関東にも甚大な被害がありました。
その為、もう少し広範囲にみてみますと、4つのプレートに囲まれています。
海溝型地震で付随する現象としては、津波です。
千葉県の津波を予測したものを調べれ見ますと、
外房は、0~40分と到達時間が早く、一方東京湾一体は60~120分と遅い傾向があるようです。
津波の被害予測を千葉県で作成してあったので、ご紹介しますと、
表内
※海域に接しておらず浸水が予測されない市町村(茂原市を除く)については、非表示とした。
※十の位を四捨五入して表示。ただし 5~99 は一の位を四捨五入して表示。
また、5 未満(0 を含む)は「-」と表示。 ※合計は丸め誤差の関係で合わない場合がある
勝浦市、長生村、一宮町、いすみ市、御宿町が津波による被害が比較的を多く、予測をされています。
その一方、「内地型地震」は、直下型地震ですので、千葉県の活断層について調べてみました。
千葉県の活断層は、東京湾沿岸と南部に集中している様です。
この結果、直下型地震の千葉県内の被害予想ですが、
下図をご覧ください。
船橋市、市川市に被害が集中している予想をされています。
海溝型地震でも、内地型地震でも、砂質地盤であれば液状化現象は起こります。
その部分も調べてみますと、東京湾沿岸と九十九里浜一体、利根川付近が液状化の可能性を示しています。
このように、地震のデータを集めてみました。
参考になれば幸いです。
耐震診断から耐震補強工事など大掛かりな地震に対する備えもありますが、
まずは、備品類を上備し、タンスや家具に金物を取り付けるなどの軽微な備えも大事ですね。
私もインパクトトライバー片手に、柱や壁に家具を固定する事から、用意したいと思います。
「面倒だなぁ」という方、職人バッカにご相談ください。
そうだ、私は、備品類も用意して置かなきゃね。
では、ご拝読有難うございました。