省エネ住宅 断熱材編
2024/07/31
省エネ外皮計算 断熱編
外皮計算は、主に、屋根・外壁・床下・基礎、サッシなどの建物の外周部の熱伝導率を如何に低く抑えるかと云える。
建物は、この熱伝導率λ(W/mk)が低い断熱材を用いる事が、効率的な設計となる。
熱伝導率は、物質そのものの熱の伝わりやすさを計算するためのものである為、伝わりにくい材料を考慮する。
熱貫流率U値(W/㎡k)も同じ低い値が効率的な設計となる。
熱抵抗値(㎡k/ W)は逆に単位が逆転しているため、高い値をみる。
当然、熱伝導率が低い断熱材は、価格的には高価な印象となる。
例えば、コンクリートの場合、1.6λ(W/mk)であり、ロックウール(マット)0.038λ(W/mk)であるから、断熱性能では、ロックウールの方が良い。
おおむね、UA値を低く抑える事を目的とするのが、省エネ外皮設計といえます。
UA値(外皮平均熱貫流率)というのは、「住宅の内部から、外壁・屋根・開口部などを通じて”外部へ逃げる熱量”を外皮全体で平均した値」のことになり、、UA値(ユーエー値)が小さいほど、熱が逃げにくく「断熱性能の高い」省エネ住宅ということになります。