一級建築士1 建築士の講師1
2024/07/15
建築士の講師
今年の春先、20年ほど前に某学院でいっしょに建築士の講師をしていた建築家から電話があった。
運転中であったので、路肩に停車し、スピーカーにした。
今年、某学院から電話を受けて一級建築士の講師を探しているという。
当時、一緒に講師をしていた期間も長かったので、思い出したという。
教えるのは嫌いではない。
過去、某学院全校中でも、合格者は高く、学校からの評価もよかった。
全国的にも講師の合格者排出ランキングでも、常に高順位を維持していた。
春先、見積やら許可などで案件が重なり、精神的な余裕はなかった。
「できないと思います」と答えた。
講師は、形骸化した存在でできるものではない。
大量の情熱も個々に傾けないと受講生に申し訳がない。
受講生を考えると、その後の人生も関わっているので、安請け合いは、できなかった。