12条5項(違反建築物ケース1) その1
2024/02/20
平成31年ある日の事、友人の大工から電話があった。
伊豆市の現場で、違反が発覚し、行政が視察に来たという。
その処理の依頼だった。
友人の大工の彼との出会いは、古い。
中学卒業してすぐに、大工見習となった。
その彼が、工務店を営んでいた当時、二級建築士の資格を取得する為、日建学院に通っていた。
私は、二級建築士を取得して、4年待たなければ、一級建築士の受験資格が発生しなかった。
そんな理由で、二級管工事の資格を取得する為、学院に通っていた時に知り合った。
勤務していた設計事務所から深夜にアパートに帰宅すると、彼はよく玄関先で待っていた。
彼は中卒なので、図面を描けないといって、学院の後は、私のアパートに通学するのが日課だった。
その後、ずいぶん先の話だが、彼には、自宅兼事務所を建ててもらった。
そんな付き合いだ。
彼からの話では、隣家の方が行政に連絡を入れたらしい。
そこから、違反建築が発覚した。
そもそも、違反には2種類ある。
技術違反と手続き違反とに区分できる。
技術違反は、有体に云って基準法などの細々とした規制を守ってない違反。
手続き違反は、手続きを単に行っていない違反だ。
事項に続く。