無垢材のむずかしさ
2024/02/02
住宅展示場などに「木の家」とよく見かける。
「木の家」とは、何を呼称しているのだろうかとふと気になる。
実際、木目をプリントした物はよく使う。しかし、材質の芯は、違う物が多い。
表面に凹凸をつけ、プリント転写していて、本質は違うもの。
見た目は、木なのだが、全然違うものでできている。
外壁のサイディングや軒裏の天井、玄関ドアなど、木目を多様しているが、厳密には「木」とは呼べない。
そんな家をよく見る。
内部も、張り合わせた板に表面に木目をプリントしたものや、1~2mmの無垢板を張ったフローリングを多様する。
それに伴って、幅木や内装ドアも無垢材でなく、木チップを圧縮して表面を木目調に化粧した材が横行している。
実際、20代だったころから、これらの材は多く用いてきた。
外壁はセメント系の窯業材で、
土台は無垢材でも薬漬けのものを用い、梁や柱は集成材。壁や屋根は合板で固める。
手の当たる内装材や建具も大半は、新建材で造る住宅がほぼ主流になってしまった。
今や、無垢材で家を造るといえば、人はぜいたく品と呼び、高価なものだと捉えている。
仲間の父が息子の代に家を建てると思って、小屋いっぱいに無垢材をコレクションしてきた。
事情があって、家を建てない様だ
欅や栗の一枚板も何枚も無造作に重ねてある。
何寸角か分からない、大黒柱になりそうな杉や松材も、山を形成している。
恐らく、確証はないが、材山の中には、黒ずんだ杉らしきものは、山武杉の可能性もある。
実際、20代だったころから、これらの材は多く用いてきた。
外壁はセメント系の窯業材で、
土台は無垢材でも薬漬けのものを用い、梁や柱は集成材。壁や屋根は合板で固める。
手の当たる内装材や建具も大半は、新建材で造る住宅がほぼ主流になってしまった。
今や、無垢材で家を造るといえば、人はぜいたく品と呼び、高価なものだと捉えている。
仲間の父が息子の代に家を建てると思って、小屋いっぱいに無垢材をコレクションしてきた。
仲間は、事情があって、家を建てない様だ
欅や栗の一枚板も何枚も無造作に重ねてある。
何寸角か分からない、大黒柱になりそうな杉や松材も、山を形成している。
恐らく、確証はないが、材山の中には、黒ずんだ杉らしきものは、山武杉の可能性もある。
自分が知っているだけでも、この小屋に20年はいる。
推測であるが、小屋の劣化状況から、天然乾燥は40年だろう。
ずいぶん、のんびりと寝ている。
そんな材料を職人バッカが手掛けている現場で、少し格安で分けて貰った。
なんだかんだと、手間はかかるが、出来栄えは、よかった。
電気乾燥でない材で、天然乾燥の絶乾材であれば、希少性は計り知れない。
欅や栗などは、乾燥期間が足りてなく、濡れていたりするとすぐ暴れる。
だから、天然乾燥であれは、もう希少の中の希少といえる。
次回につづく