杉板の外壁2(塗り壁編)
2026/03/30
伝統的な外壁材
次に、伝統的な外壁で言えば、塗り壁や杉板があります。
塗り壁
塗り壁の場合、下地は大きく分けて二通りあります。
まず伝統的な壁ですが、小舞という竹と蔓で下地の土台となる桝状の骨組を設けます。
その上に粘土で下塗りの土壁を造り、中塗り、仕上塗りの材を塗っていく方法があります。
近代的な工法では、左官用の下地ボード又は、ラス網を張り、その上に仕上材を塗っていく方法です。
左官用の下地ボードには、(株)ノダ ラスカットなどが有名です。
仕上塗り材で言えば、本漆喰材や、アイカ工業(株)のジョリパット材などがあります。
ラスカットはボードですので、地震などで建物が揺れたときに面単位で動きますので、表層まで割裂が入り、目地が目立つ場合もあります。
塗り壁は、耐震上の設計においては、重い壁に分類されますので、不利側に働きます。
窯業系・金属系のサイディング共に、軽い壁に分類されますので耐震の面でいえば、有利に働きます。
漆喰も、和と西洋に大きく分類されます。日本の外壁に用いる漆喰の仕上の大半が、金鏝で押え、極限までにピカピカになるまで平滑にし、トグサを用いて更に平滑にし、最後は手で直接、平滑面を仕上て雨の侵入を抑えます。
土佐漆喰などは、荒塗りから中塗り、仕上までの工程は、気が遠くなるほどの回数があります。