杉板の外壁2

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木になる噺し(ブログ)

杉板の外壁3(レッドシター編)

2026/04/02

板材の外壁材

 

次に、外壁を杉板などで、板張りした場合ですが、この場合は、ちょっとしたポイントがあります。

まず、杉板の場合、油分が少なく耐食性に乏しい観点から、赤身を帯びた芯材の部分を用います。

樹皮に近い白い部材は、腐朽菌糸やシロアリの食害をうけ易い為です。

 

節有材

 

節有材は、節廻りの木目が複雑であり、水切れの悪さがあるため、なるべくないもの無節材や小節材の生き節材を選定します。

節は枝の心材部分の切断面に発生します。この心材が取れたものや取れそうなものを死に節といい、取れそうもないものを生き節と言います。

生き節は赤味がかったものからやや黒ずんだものまでありますが、死に節は黒で、芯材廻りに亀裂が生じています。

 

そのため、芯材の小節材ばかりを選定しますので、意外と割高な材料費になります。

いずれ、このサイディングと杉板のコスト比較は、どこかの回で比較検証しようと思います。

生き節 死に節

 針葉樹系の外壁材

 

外壁材はその他にも、外材でいえばレッドシダーがあり、シダーは杉を意味しますが、国産材の名称では、ネズコが該当します。

別名ではクロベであり、ヒノキ科に属します。有名なのは、木曽産ですが、下駄などに持ちいれれたりしています。

 

 ネズコとレッドシダーはほぼ同材であり、厳密にはいとこ同士の様なものです。

国産のネズコは、供給量が限定的であり、高価で外壁などにはあまり用いられる事はありません。

ネズコもレッドシダーも樹齢を重ねた、年輪が緻密です。

ネズコもレッドシダーも加工時に感じるボソボソ感があり、油分をあまり含んでいません。

 杉よりは耐食性が高い事が言えますが油分含有量でいえばあまり変わらないと思います。

耐水性や耐食性の観点から檜、ヒバ、サワラなどは油分の含有量は多く、杉などに比べれば、外壁材には向く材といえます。

共通点でいえば、全て針葉樹であり、木目の通った比較的に狂いにくい材を用いている点です。

杉赤材

 ヒバは耐水性、耐食性の観点から、針葉樹の国産材で言えば最も優れた材と言えますが、難点はねじれなど狂いやすい事です。

 

また、広葉樹の様に複雑に発達した水分を輸送する導管が原始的であるため、水切れのよさがあり、広葉樹に比べ、外部材に多用されている一因です。

檜やヒバは、ヒノキチオールやヒバ油などの油分が多く、菌類やシロアリに侵されにくいと言えます。

その点杉、レッドシダー、ネズコなどは油分も少ない分、塗装で油分や薬剤を十分に補填する事が必要です。

レッドシダー材

広葉樹系の外壁

 

耐食性のつながりで広葉樹の分類で考えれば、栗材などは適していると言えます。

栗の渋皮に含まれているタンニンには抗菌作用があり、腐食しづらい事が言えます。

ただし、薬を塗らない場合、いくら栗材でも、食害はあります。

 

 栗材は目が通っていない材も多く、経年劣化で、材そのものが反りや狂いが生じやすく、やんちゃな材とも言えます。

「桃栗3年」といいますが、

栗材は、同一の大きさであっても、成長過程が早いものや遅いものが混在します。

 

外壁などの平滑面を維持するために年輪の揃ったものを張るのも重要です。

経年劣化を予想し、同一に狂いや動きを予想するのも難題だと言えます。

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