「建物を傾斜地で設計したら、結局ハウスメーカーと工務店は、結局変わらないんじゃないの?」
2020/02/06
皆様こんにちは。
今日は、一日外回りの営業活動ですので、早朝から
ご挨拶申し上げます。
さて、
「建物を建てたら、結局ハウスメーカーと工務店は、結局変わらないんじゃないの?」
こんな質問もよくあります。
ハウスメーカーは、ネームバリューと保障の充実性、大半の側面を考慮すれば、やっぱり設計事務所や工務店では、かないません。
しかし、できたものがやっぱり違う。
工務店と設計事務所は、たくさんのお施主様と協議、打合せを重ねて、ひとつづつのテーマにたくさんの時間を費やします。
この間、当社で手掛け、竣工したお宅の敷地は、敷地の約半分が、30°くらいの崖が占有していました。
設計をする際、崖がある場合、大半の各県では、条例で崖を考慮する法が定まっています。
簡単に言えば、崖の高さの2倍程度、崖から離して、建物を建てる事になります。
本文では、そんな感じで規則が定まっています。
そうしますと、崖地を有する敷地ですと、残された平地に建物を計画する事になります。
お施主様は、会社兼住宅でしたので、自動車5台分の駐車が条件でした。
何社かの、ハウスメーカーに建物配置を含め、プランをお願いしたところ、5社中、3社は断られたそうです。
他の2社が提出されたプランは背面が崖で、道路側ポツンと建物を配置して、建物の脇に、縦列駐車で5台配置する、いわゆる「うなぎの寝床状態」の駐車場でした。
法律や条例の大半は、原則と但し書きが存在します。
残念ながら、このお宅では、ハウスメーカーは原則には順法ですが、但し書きの活用はこのプランからは、推測されませんでした。
但し書きは、原則で定められている、条件付きで特例の様なものが書かれています。
当社は、この活用で、建物のプランは劇的に変わりました。
裏側の傾斜地には、待ち受け擁壁を設けて、離隔距離なしでも、建物を配置し、道路側に大きな空地を設け、裏の傾斜地は庭として活用できるプランを考慮しました。
続きは、また今度です。
ご拝読ありがとうございました。